この度被ばく医療総合研究所は、本学が推進する「福島県浪江町復興支援プロジェクト」のワーキンググループの委員らとともに、福島イノベーションコースト構想推進機構による大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業(令和3年度~令和7年度)に応募し、採択されました。
「事業名:浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」
(研究代表者:研究所所長 床次眞司)
本学の事業では、震災を経験した浪江町をフィールドとした保健学および理工学を専攻する学部学生及び大学院生を対象とした、現場実践型アクティブラーニングによる教育プログラムを実践します。
また、教育プログラムで得られた知見を地域の子供たちに向けてフィードバックすることで情報発信能力を醸成するとともに、浪江町のさらなる将来を担う若手人材を育成することを目指しています。
さらに、地域住民の生活環境の改善・回復、健康管理および放射線に対する不安低減を目的としたリカレント教育およびリスクコミュニケーションを実践し、能動的に行動できる地域人材の育成を行います。
また、本学は本事業により浪江町で人材育成事業を推進する教育機関(東北大学、東京農業大学、立命館大学)により開催する分科会の幹事校にも選出されました。今後5年間、本事業を活用した学部学生・大学院生・地域住民の人材育成活動を展開します。