弘前大学では,発生から10年となる東日本大震災を題材に,これまで「弘前大学がどのように地域を守り,地域から攻めていったのか」,「弘前大学は何をしてきたのか」を紹介する「弘前大学リレーシンポジウム」(全7回)を開催しています。
令和3年3月26日(金)に開催した第4回目のシンポジウムでは,「地域と寄り添う~浪江町とともに~」と題し,被ばく医療総合研究所が中心となり実施してきた,福島県浪江町での復興支援ワーキンググループの活動について講演しました。
弘前大学は,東日本大震災に伴う東電福島第一発電所事故により被災した浪江町と包括協定を締結し,浪江町復興支援プロジェクトワーキンググループを立ち上げ,浪江町の復興活動を支援してきました。本シンポジウムでは,事故直後の甲状腺被ばく調査,環境放射線の継続的モニタリングを通した復興計画立案の支援,環境中に放出された放射性物質の追跡,そして植物を用いて放射性物質に汚染された農地除染と再生に向けた研究など,弘前大学が浪江町に寄り添い歩んできた道のりを紹介しました。
当日は,多くの皆様にご来場いただき,また,ライブ配信でも多数視聴いただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
講演者:床次眞司,三浦富智,田副博文(被ばく医療総合研究所)
細田正洋(保健学研究科),姜 東鎮(農学生命科学部)
日 時:令和3年3月26日(金) 18:30~20:00
会 場:土手町コミュニティパーク