被ばく医療総合研究所では、2023年度より副専攻「放射線総合科学」を開講しています。青森県には原子力関連施設が多く存在しており、地域の課題に向き合いながら、放射線に関する幅広い知識と技術を身につけた人材を育成することを目的としています。
本副専攻では、計測技術や物理線量評価を専門とする床次眞司教授・大森康孝准教授、保健学研究科の細田正洋教授(国際連携・共同研究推進部門兼任)が中心となり、教養教育科目「物理学の世界—環境放射線計測学演習—」を担当しています。
この演習は、福島県富岡町をフィールドとして、環境中での放射線モニタリング方法を学ぶ実習です。今年度は9月21日~23日に、理工学部の学生3名が履修し、さらに富岡町食品検査所の職員も参加しました。学生と地域の専門職員が共に学ぶことで、実践的な知識と地域連携の重要性を体感できる機会となりました。演習の様子が、富岡町が発行する放射線情報まとめニュース「ライフとみおか」VOL.31に掲載されましたので、ぜひご覧ください。
なお、本演習は原子力規制庁「原子力人材育成等推進事業費補助金」の支援を受けて実施されています。
演習の様子が掲載された富岡町広報誌「ライフとみおか」
URL: https://tomioka-radiation.jp/files/magazine/magazine031.pdf

