このたび被ばく医療総合研究所は,インドネシア原子力庁放射線安全・度量衡技術センターとの教育,研究における連携協力に関する協定書について,郵送方式により相互に署名され,令和3年6月18日付をもって滞りなく締結を完了しました。
本協定の相手機関であるインドネシア原子力庁放射線安全・度量衡技術センターは,平成29年10月3日に本学と協定を締結したインドネシア原子力庁のセンターで,高自然放射線地域における放射線リスクと健康影響に関わる研究や事業を推進する機関です。
インドネシアは東南アジアでは主要な国として同地域の経済や産業の推進力を担っており,同センターは原子力の安全性や放射線防護の分野において積極的に活動しています。今回の同センターとの部局間協定においては,新しい高自然放射線地域を活用した低線量放射線による慢性被ばくの影響に関する分野の共同研究と研究者交流を積極的に行うことを予定しており,さらには,若手研究者の本学大学院への就学も期待でき,将来にわたって同国内における弘前大学のプレゼンスが高まり指導的役割を担っていくものと考えられます。