ヨーロッパ連合(EU)が主導する大型研究プロジェクト「RadoNORM」のアドバイザリーボードのメンバーに、当研究所計測技術・物理線量評価部門の床次眞司教授が国際放射線防護学会(IRPA)の代表として選出されました。このプロジェクトは8つのワークパッケージで構成され、天然に存在するラドンや他の放射性物質からの被ばくにより、関連作業者のみならず、一般公衆に対して無視できない被ばく線量を与える可能性が指摘されています。このプロジェクトはこのような現存被ばく状況において放射性物質からの被ばくに対するリスクマネージメントに焦点を当てています。床次教授が所属するアドバイザリーボードは国連科学委員会(UNSCEAR)や国際原子力機関(IAEA)などの国際機関やEU以外の国からの6~8名で構成され、プロジェクトの評価や提言を行います。会議は少なくとも年1回開催され、任期はプロジェクトが終了する2025年8月末までとなっています。
研究プロジェクトの詳細はhttps://www.radonorm.eu/をご覧ください。