フィリピン科学技術省論文賞を受賞(放射線物理学部門)

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 放射線物理学部門の床次眞司教授らのグループは4つの論文について2019 DOST International Publication Award(フィリピン科学技術省論文賞)を受賞しました。内部被ばく線量評価に資する研究として、フィリピン原子力研究所内に小型のトロン曝露装置を設置するとともに、放射性微粒子の呼吸気道内への沈着計算ツールを開発しました。この研究によって、フィリピン国内でも放射性ガスモニタの較正を行うことを可能とし、放射線事故による迅速な被ばく線量評価を可能としました。さらに、外部被ばく線量評価に資する研究として、放射線量走行サーベイを実施し、高自然放射線地帯の発見に貢献しました。