新たなI-129分析法の開発に関する研究成果が「Analytica Chimica Acta」誌に掲載(放射線化学部門)

新たなI-129分析法の開発に関する研究成果が「Analytica Chimica Acta」誌に掲載(放射線化学部門) 新着情報

 放射線化学部門の楊国勝研究機関研究員らの研究チームの研究成果が国際学術誌「Analytica Chimica Acta」に掲載されました。
 本研究では、水酸化テトラメチルアンモニウムによる環境試料からのI-129の抽出とトリプル四重極誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)を用いた同重体干渉除去を組み合わせた新たな分析法を開発しました。また、認証標準物質を用いて、開発した分析法の信頼性を評価しました。

[掲載論文]
Guosheng Yang, Hirofumi Tazoe & Masatoshi Yamada:
Improved approach for routine monitoring of 129I activity and 129I /127I atom ratio in environmental samples using TMAH extraction and ICP-MS/MS.
Analytica Chimica Acta, 1008, 66-73 (2018) DOI:10.1016/j.aca.2017.12.049

 なお、この論文は2018年3月18日まで以下のURLからフリーでダウンロードできます。
https://authors.elsevier.com/a/1WUqrlYfTnjI