楊国勝研究機関研究員らの研究チームの研究成果が「Scientific Reports」誌に掲載(放射線化学部門)

楊国勝研究機関研究員らの研究チームの研究成果が「Scientific Reports」誌に掲載(放射線化学部門) 新着情報

 放射線化学部門と日本分析センターむつ分析科学研究所との共同研究の成果が英国科学誌「Scientific Reports」に掲載されました。
 本研究では、トリプル四重極誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-QQQ)を用いて、福島県内から採取した土壌試料中のU-236濃度及びU-236/U-238同位体比を分析しました。これをPu同位体(Pu-239, Pu-240)の結果とともに解析して、福島第一原子力発電所事故により極微量ではあるがU-236が環境中に放出され、土壌に沈着したことを明らかにしました。

[掲載論文]
Guosheng Yang, Hirofumi Tazoe, Kazuhiko Hayano, Kumiko Okayama & Masatoshi Yamada:
Isotopic compositions of 236U, 239Pu, and 240Pu in soil contaminated by the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident.
Scientific Reports, 7, 13619 (2017), DOI:10.1038/s41598-017-13998-6.

なお、この論文はオープンアクセスで以下のURLからダウンロードできます。 http://www.nature.com/articles/s41598-017-13998-6






タイトルとURLをコピーしました