放射線化学部門と東海大学との共同研究の成果が「Geochemical Journal」誌に掲載されました。
本研究は、誘導結合プラズマ質量分析装置の試料導入システムを改良して以前の報告(Yang et al., Anal. Chim. Acta, 908, 177-184,2016)に比べて6.5倍の高感度化に成功し、福島第一原子力発電所近傍海域より事故直後に採取した海底堆積物中のCs-135濃度とCs-135/Cs-137同位体比を明らかにしたものです。
[掲載論文]
Applying an improved method to measure 134Cs, 135Cs, and 137Cs activities and their atom ratios in marine sediments collected close to the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant.
DOI: 10.2343/geochemj.2.0484
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https://www.terrapub.co.jp/journals/GJ/pdf/2017e/OA_GJ484.pdf