被ばく医療総合研究所では第16回定期セミナーを下記のとおり開催します。是非ご参加ください。
【日 時】 | 平成29年1月11日(水)16時~17時 |
【場 所】 | 保健学研究科E棟6階 第61・62講義室 |
【演 者】 | 教授 床次 眞司 |
【所 属】 | 被ばく医療総合研究所 放射線物理学部門 |
【演 題】 |
福島原発事故以降、国民の多くが放射線被ばくに対して関心が高くなっています。特に福島県では、環境中に残存している放射性物質が人体にどのように影響するのか不安を抱いています。現在の知見では、放射線被ばくが与える線量が高くなればなるほど、がんリスクが直線的に高まると考えられています。一方で、低い線量ではがんリスクが見出せないという意見もあります。放射線物理学部門では、「低線量率放射線の慢性被ばくが人体にどのように影響を及ぼすのか」をテーマとして、その手がかりとなる線量に着目して、その線量が比較的高い地域で研究を展開しています。 本講演では、これまでの科学的知見を整理しながら、本部門で得られた新たな研究成果を紹介します。 |