カメルーンで環境放射線・放射能の現地調査を実施しました!

カメルーンで環境放射線・放射能の現地調査を実施しました! 新着情報
放射線物理学部門

2016年7月28日から8月7日にかけて、同研究所床次眞司教授、保健学研究科細田正洋講師、核融合科学研究所赤田尚文准教授の3名がアフリカ中部にあるカメルーンに行き、現地研究者の協力を得て、環境放射線・放射能調査を行いました。この調査では、カメルーンにおける自然放射線による被ばくの実態を把握するために、国立地質・採鉱研究所及びヤウンデ大学のSaidou博士との共同研究として2014年に開始しました。今回の調査では、首都ヤウンデを出て南部にあるロロドフに向かいました。NaI(Tl)シンチレーション検出システムを用いた自動車による走行サーベイを実施し、あらかじめ設置しておいたパッシブ型ラドン・トロン弁別測定器とトロン子孫核種モニタを回収しました。これらの測定を通じて、大地からのガンマ線による外部被ばく線量、呼吸によってもたらされる内部被ばく線量を評価しました。解析結果は今後学会や論文等で発表する予定です。
 滞在期間中、在カメルーン日本国大使館を表敬訪問し、藤田公使参事官と西尾一等書記官に我々の共同研究の概要と今後の方針を説明しました。お二人にはご多忙中のところ貴重な時間を割いていただき、本書面をもって改めて御礼申し上げます。
 本調査は科学研究補助費基盤研究B(海外学術調査)(課題番号26305021)によって実施されました。


日本・カメルーン現地調査チーム

測定器を設置した家屋

現地の子供たちと記念撮影



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