カメルーンにおける自然放射線被ばく調査の打合せと予備調査

カメルーンにおける自然放射線被ばく調査の打合せと予備調査 新着情報

 10月28日から11月2日にかけて、床次教授らはアフリカ西部のカメルーンを初めて訪問し、同国首都ヤウンデにある地質採鉱研究所ならびにヤウンデ大学理学部との共同研究として自然放射線被ばく調査に関する打ち合わせと予備調査を実施しました。
 床次教授らは初めに研究所長ならびに学部長等を表敬訪問し、両機関とも我々の学術調査に全面的な協力を約束してくれました。我々にとっては初めてのアフリカ訪問ということもあり、在カメルーン日本大使館を訪問して、こちらから共同研究の計画を説明し、大使館の方からは滞在中の注意事項についての情報をいただきました。今後は大使館との情報の共有を図り、ワークショップ等の開催時にはご支援いただけるとのことでした。

日本大使館前にて江草恵子一等書記官、荒田雄二領事と記念撮影。
右端は共同研究者の核融合研の赤田尚史准教授。

 研究所や大学側主催の講演会において床次教授は自然放射線に関する講演を行いました。その会には50名以上の研究者や学生が出席して、熱心にメモをとったり講演後には活発な質疑応答がありました。

講演会の様子 講演会参加者との集合写真

 また、今回カメルーン国内の自然放射線被ばくの実態を把握するため空間線量率の地域分布を得ることを目的とした、ガンマ線測定器を用いた走行サーベイの講習会を開催しました。高品質の測定データ取得方法に多くの参加者は大変驚いていました。
 なお、この学術調査は科研費基盤研究(B)(海外学術調査)として26年度に開始した3年間のプロジェクトです。

講習参加者との集合写真