弘前大学被ばく医療総合研究所は,平成27年10月1日に創立5周年を迎えました。この間,東京電力福島第一原子力発電所事故への様々な対応,福島県浪江町との連携協定締結に基づく「浪江町復興支援プロジェクト」,科学研究費助成事業,環境省「原子力災害影響調査等事業」,文部科学省「原子力基礎基盤戦略研究イニシアティブ」等を通じ,環境放射能調査,線量評価,生物学的影響に関する調査・研究を行うとともに,人材育成事業として「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」を行ってきました。さらに,国の原子力災害対策指針の改正により,原子力災害時の被ばく医療体制が大きく見直され,弘前大学は平成27年8月26日に高度被ばく医療支援センター及び原子力災害医療・総合支援センターに指定されました。
次の新たな5年に向けて教職員一丸となって取り組む所存でございます。これまでご支援をいただいた学内外の多くの皆様にお礼申し上げますとともに,今後とも関係各位のご指導,ご助言を切にお願い申し上げます。
なお,平成27年11月15日(日)に被ばく医療総合研究所創立5周年記念シンポジウムを行う予定にしております。皆様の多数のご来場をお待ち申し上げます。