放射線生物学部門では，４月２日（土）～５日（火）、４月１１日（月）～１４日（木）にかけて福島県浪江町の空間線量測定および土壌の線量測定を行いました。また、アカネズミを捕獲し，背中に線量計を埋め込み一週間ほど放逐した後に再び捕獲し、線量計を回収しました。今後は，回収した線量計による被ばく線量の測定、および採材したアカネズミの各臓器に蓄積された放射性物質量を測定する予定です。
　また、４月１９日（火）、双葉町役場いわき事務所を訪問し、これまでの野生生物調査の概要を説明し、4月20日に高線量地域に生息する野生動物調査のための環境サーベイを福島県双葉町において行ってきました。今後、高濃度汚染地域に生息する野生動物調査を行うことで、より詳細な放射線の生物影響を解析する予定です。