令和7年3月12日(水)から20日(木)にかけて、部局間協定を締結しているコロラド州立大学環境・放射線保健科学科より、大学院生5名が来日し、放射線分野に関する研修を行い、その一環として本研究所では以下の内容による技術研修を実施しました。
・ リスク解析・生物線量評価部門
末梢血リンパ球細胞の単離・培養、染色体標本作成、ギムザ染色、核型および染色体異常解析など、細胞遺伝学的線量評価法に関する技術研修を実施。
・計測技術・物理線量評価部門
水中ラドン濃度測定や大地放射線測定を通じて、実環境における放射線レベルの変動要因について考察。
さらに、青森県および福島県内の原子力関連施設を視察し、最新の知見を得る機会も設けました。
本研修は、参加者が専門知識を深めるとともに、放射線の生物影響について理解を深める貴重な経験の場となりました。昨年度に続き2回目の実施となり、今後も継続的な受け入れを予定しています。また、今夏には本学の学生もコロラド州立大学を訪問し、現地での研修を通じて知見を深め、相互交流を図る予定です。
コロラド州立大学大学院生による放射線分野研修を実施
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