浪江町で放射線防護・環境放射能に関する合同教育プログラムを実施

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井戸水の採取
3:すべての人に健康と福祉を, 4:質の高い教育をみんなに, 11:住み続けられるまちづくりを

 福島イノベーション・コースト構想推進機構「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」の「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」の一環として、7月31日(木)、福島県浪江町において放射線防護および環境放射能に関する研修を初めて実施しました。
 本研修には、本学大学院保健学研究科博士後期課程3年生2名、博士後期課程2年生3名、博士前期課程2年生3名、博士前期課程1年生2名、保健学科4年生2名の計12名が参加し、赤田尚史教授および大森康孝准教授が指導を行いました。
 研修では、原発事故後の浪江町における放射線環境を理解することを目的として、据置型ハイボリウムエアサンプラーおよびプラスチック製タンクを用いた大気浮遊塵および大気降下物の採取方法を学びました。また、浪江町の水環境の化学的特性を把握することを目的に、請戸川において採水実習も行いました。
 参加学生からは、「現地での実習を通じて、浪江町の現状や環境放射線の実態をより深く理解することができた」「学内での学びを現場で確認でき、有意義な経験となった」といった感想が寄せられました。
 今後は、現地で採取した試料の分析を通じて、環境放射線および水質に関する理解をさらに深めていく予定です。

大気浮遊塵の採集

請戸川での採水

井戸水の採取

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