弘前大学は、福島イノベーション・コースト構想推進機構「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」を浪江町で展開しています。令和7年1月27日(月)に、各学年を対象とした放射線に関する授業を実施しました。本授業には、教育学部学生2名と大学院保健学研究科学生1名が参加し、演習の補助を担当してもらいました。
1年生を対象とした授業では放射線の基本について解説するとともに、放射線測定器を使った実習と霧箱による放射線の飛跡の観察を実施しました。2年生を対象とした授業では、身の回りにある放射線と食品中の放射性物質について説明するとともに、水の性質についてNAMIE WATERを用いた利き水をとおして体験してもらいました。3年生を対象とした授業では、食品の安全について説明するとともに、風評被害の払拭に向けた福島県産品の魅力とアピールポイントついて自ら説明してもらいました。
生徒さんからはそれぞれの授業を受け、「放射線をこれまで以上に知ることができた」、「福島県産品の安全をもっと知ってほしくなった」との感想がありました。本授業は、なみえ創成中学校において毎年実施されるものであり、来年度以降も継続的に担当していく予定です。
なみえ創成中学校で放射線に関する授業を行いました
3:すべての人に健康と福祉を, 4:質の高い教育をみんなに, 6:安全な水とトイレを世界中に