被ばく医療総合研究所は、専門的なネットワークを広げるために、10月19日から23日まで開催されたオーストラリア放射線防護学会(ARPS)に、Kranrod Chutima准教授とAnderson Donovan助教を派遣しました。Kranrod准教授は「防水材料中のラドン拡散係数の評価」という研究について発表し、Anderson助教は「福島の野生動物における放射性セシウムの蓄積と人間への放射線被ばく線量」というタイトルの発表を行いました。Anderson助教は、最優秀プレゼンテーションとして「People’s Choice Award」を受賞しました。
ARPS会議の後、アジア・オセアニアラドン協会(AORA)とARPSは共同で第2回ラドンシンポジウムを開催しました。10月24日にハイブリッド形式で行われたこのシンポジウムには、50名以上の対面参加者と約70名のオンライン参加者が集まりました。イベントには、10か国以上からの専門家によるプレゼンテーションがあり、Dr. Chris Clement(IRPA会長)、Dr. Laura Urso(IAEA規制基準専門家)、Dr. Olga German(ICRP副科学書記)などの著名な講演が含まれていました。さらに、ヨーロッパラドン協会のDr. Per Nilssonも、ヨーロッパにおけるラドン関連活動について発表しました。
AORAのウェブサイトおよび会員になる方法についての詳細は、近日中に発表される予定です。今後の活動としては、インドでのラドン測定機器の国際比較(詳細は後日お知らせします)や、2025年にインドネシアのバリ島で開催される第3回ラドンシンポジウムが予定されています。
被ばく医療総合研究所がオーストラリア放射線防護学会(ARPS)に参加、アジアオセアニア地域ラドン学会(AORA)が第2回ラドンシンポジウムを主催
3:すべての人に健康と福祉を, 4:質の高い教育をみんなに