本学大学院保健学研究科博士後期課程2年の橋本啓来さん(床次眞司教授研究室)が、国立研究開発法人理化学研究所が若手研究人材の育成を目的に公募したJRA(大学院生リサーチアソシエイト)の一人に選ばれました。令和6年4月から令和8年3月まで、理化学研究所仁科加速器科学研究センター安全業務室に所属し、田中鐘信博士のご指導の下、空気中アルファ線放出核種の高感度検出器の開発に関する研究を行いながら、成果を博士論文にまとめる予定です。同グループは、がん治療薬剤として期待される211Atの製造、新元素の発見などを目的とした加速器運転に携わる作業者の放射線安全管理に関する業務及び研究を行っております。
JRAに選ばれた橋本さんは、「最先端の加速器科学の現場で学びの機会を得ることができ大変光栄です。加速器分野で用いられる知見や技術を積極的に学んでいきたいです。また、物理学、工学、化学、計算科学、生物学など広い分野に渡って研究を行う総合研究所であるため、多くの人々との交流を大切に、幅広い知識の習得に邁進していきたいです。」と語りました。