計測技術・物理線量評価部門の床次眞司教授が2024年3月11日から16日にかけて、タイのチェンマイ大学を訪問し、特別講義と共同研究の打ち合わせを行いました。同教授はチェンマイ大学の客員教授を務めており、今回の特別講義には保健医療学部の学部4年生55名と大学院生15名、教職員10名の80名が聴講しました。講義名は「Overview of radon research for human health(人間の健康のためのラドン研究の概要)」で約2時間に及ぶ講義と質疑応答を行いました。また、令和6年度から科研費基盤研究(A)「ラドンとPM2.5の複合被ばくによる肺がんへの影響とその低減策の確立」について現地の担当者に対して研究の概要を説明し、意見交換を行いました。さらにこの時期のチェンマイはPM2.5濃度が大変高い時期であり、その現状を視察しました。この研究は当研究所教員が中心となって令和6年度から令和9年度まで4年間のプロジェクトとして進めます。