福島県立福島高等学校と福島大学の生徒、学生が研究所を訪問しました。

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福島高等学校の生徒・福島大学の学生の皆さんとラドン測定機器開発者(床次所長)との写真

 福島県立福島高等学校の2年生4名と福島大学共生システム理工学類の3年生1名が12月27日から28日に被ばく医療総合研究所を訪問し、ラドン測定に関する研修を受けました。福島高等学校は文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、その活動の一環として福島県内およびタイ国内におけるラドン調査を開始しました。
 このラドン調査では、床次眞司所長(計測技術・物理線量評価部門教授)が開発した固体飛跡検出器を検出原理とするラドン測定機器が用いられています。今回の訪問では、ラドン測定機器の原理を学ぶとともに、実際に調査で使用したラドン測定機器を処理してラドン濃度の評価を行いました。さらに、国際連携・共同研究推進部門のチュティマ・クランロッド助教の講義ではタイ国内の屋内ラドン濃度の分布を学び、今回の測定で得られたラドン濃度と比較することができました。また、計測技術・物理線量評価部門の大森康孝准教授は話題提供として、福島県浜通り地域で実施している環境放射能調査(環境省・令和3年度放射線の健康影響に係る研究調査事業新規採択課題)や、カザフスタンにおけるラドン調査(科研費(海外連携研究)採択課題)に関する講義を行いました。
 福島高等学校では、今後もラドン測定を継続していくとのことです。当研究所は引き続き、測定に関する技術的支援を行ってまいります。

保健学研究科大学院生によるラドン測定機器に関する講義

ラドン測定機器の処理の様子

クランロッド助教によるタイ国内の屋内ラドンに関する講義

大森准教授による話題提供

福島高等学校の生徒・福島大学の学生の皆さんとラドン測定機器開発者(床次所長)との写真

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