このたび被ばく医療総合研究所と、ケニヤッタ大学(ケニア共和国)との教育、研究における連携協力に関する協定書について、郵送方式により相互に署名され、令和5年10月30日付をもって滞りなく締結を完了しました。
ケニア共和国では地熱発電が主要なエネルギー源として利用されており、天然起源放射性物質の集積により作業者やその周辺に居住する一般住民への被ばくによる健康影響が懸念されています。これまでの博士論文審査や共同研究プロジェクトの成果を踏まえた今回の部局間協定締結により、さらに放射線被ばくに関する現地調査や検証実験を行いながら、健康影響リスク評価に関する研究を推進します。また、被ばく医療総合研究所では過去にケニヤッタ大学から留学生を受け入れた実績がありますが、今後更なる学生交流の促進も期待されます。