韓国原子力医学院(KIRAMS)と台湾・長庚記念醫院との合同セミナーを行いました

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参加者の集合写真

 2023年7月18日から19日にかけて被ばく医療総合研究所(所長・床次眞司教授)は被ばく医療連携推進機構(機構長・柏倉幾郎学長特別補佐)及び保健学研究科(研究科長・齋藤陽子教授)との共催で、韓国原子力医学院(KIRAMS)と台湾・長庚記念醫院との合同セミナーを行いました。これまで、KIRAMSとは6回の研究セミナーを行ってきており、本年度は被ばく医療における台湾の中心機関である長庚記念醫院の関係者も交えてセミナーを実施しました。これまで3年間はCOVID-19の影響でオンライン開催でしたが、本年度は久しぶりの対面での開催となりました。KIRAMSからは6名、長庚記念醫院からは3名の関係者が参加しました。
 18日は主として研究交流会と施設見学を行いました。弘前大学からは花田裕之教授(被ばく医療学部門兼任)、冨澤登志子教授(保健学研究科)、田副博文准教授(国際連携・共同研究推進部門)の3名がそれぞれの研究紹介を行いました。その後、研究所と高度救命救急センターの施設を見学しました。
 19日は原子力防災体制と安定ヨウ素剤の配布、バイオドシメトリー研修、放射線防護剤開発のグループに分かれ、それぞれ各国の課題について議論しました。特にバイオドシメトリーのグループはリスク解析・生物線量評価部門の三浦富智教授とアンダーソン・ドノヴァン特任助教が中心となり技術指導を行いました。午後は、関係者が集い次年度以降の連携に向けた活発な議論が行われました。
 3年ぶりの対面でのセミナーを開催でき、お互いの連携の重要性を再認識するとともに、さらに連携の幅を広げられることを期待できる2日間となりました。

田副准教授による講演の様子

ラボツアーの様子

バイオドシメトリー研修の様子

参加者の集合写真

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