2023年6月20日16時より、弘前大学被ばく医療研究所主催による「アジア・オセアニアラドン協会(AORA)」設立を紹介するウェビナーが開催されました。
このウェビナーにはアジアやヨーロッパを中心に16もの国から専門家をはじめとして、若手研究者や学生など約70名が参加し、高い関心を集めました。このウェビナーでは、AORA設立の目的であるアジア・オセアニア地域のラドン関連の問題に焦点を当てた実務者間の連携を促進することや、ラドンとその潜在的な健康影響に関連する課題に対処するため結集した専門家が各々の専門知識を活用し支援することが周知されました。
AORAの初代設立会長には、当研究所所長である床次眞司教授が任命されました。
また、AORA初代執行委員を推薦によって募ることが告知されました。これはラドンとその公衆衛生への影響に優れた業績を有する専門家によって委員会を形成することを目的とするもので、委員会内の地域的多様性と専門性を確保するため、AORAはアジアおよびオセアニア地域全体の専門家から優れた人材が推薦されることを期待しています。