ISO TC147会議への参加

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 2023年4月20日・21日にフィンランド・ロヴァニエミで開催された国際標準化機構第147技術委員会 (ISO/TC147)会議に当研究所の床次眞司教授(所長)および国際連携・共同研究推進部門の田副博文准教授が出席しました。本会議では水質分析、特に放射線計測に関する分科委員会(SC3)に召集された各国の専門家が集まり国際標準規格の提案が議論されています。開催地には日本・フランス・カナダ・韓国・ドイツのメンバーが対面形式で参加したほか、イギリス・アメリカ・ノルウェー・イタリア・インドの専門家もオンラインから参加しました。
 床次教授は液体シンチレーションおよび比例計数法に関する作業部会WG15の議長(コンビーナ)を務め、各国のエキスパートともに既存規格の改訂に関する進捗報告および今後の方針について議論を行いました。また、放射性核種分析への適用が進められているICP質量分析法の規格開発を行うWG14においては、田副准教授がSr-90分析法に関するプロジェクトリーダーとして、作業部会内での議論の結果報告と国際規格原案(DIS)の提出に向けた修正について議論をしました。これらの国際規格に基づいた分析法は、放射能調査に使用されるなど、社会的に大きく貢献することが期待されます。

         現地対面会議の様子(Santa’s Hotel Santa Claus, ロヴァニエミ)

                 Zoomオンライン会議(ハイブリッド)の様子

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