2022年12月20日(火)にウエディングプラザアラスカ(青森市)にて、弘前大学被ばく医療連携推進機構災害・被ばく医療教育センター主催の「弘前大学被ばく医療フォーラム2022」が開催されました。
はじめに福田眞作学長が開会の辞として、本学が10年以上取り組んできている被ばく医療に関する医療支援の実績や教育研究のあゆみについて紹介されると共に、原子力事業者・自治体・医療機関が顔の見える関係を構築することへの期待と重要性について述べられました。
その後、参加機関(※)の担当者から、各々の機関における被ばく医療に関する人材育成状況や防災訓練の実施状況、緊急時の放射線モニタリングに関する研究の最新動向などが紹介されました。
多岐に渡る取り組みについて報告があった後、参加者約40名を交えて総合討論が行われ、県内医療圏全体の災害対応能力向上に向けた教育展開や、災害時の放射線を含む様々な情報の伝達指揮命令・活用について、深い議論が交わされました。
青森県において、このような被ばく医療に関する会合に電力事業者も参加する取り組みは初めてであり、本会をきっかけに、被ばく医療に関する人材育成や体制強化のために各機関がより一層連携を強化しながら取り組んでいくことを共通認識とし、来年度以降も継続して開催することが確認されました。
(※)参加機関:(公財)環境科学技術研究所、日本原燃株式会社、東北電力株式会社、青森県危機管理局、青森県医療薬務課、青森県立中央病院、八戸市立市民病院、むつ総合病院、弘前大学医学部附属病院、被ばく医療総合研究所、被ばく医療連携推進機構災害・被ばく医療教育センター