2022年10月4日から7日にハンガリー・ボニャルツバシュにて、第8回環境防護に関する国際会議(Ⅷ.Terrestrial Radioisotopes in Environment International Conference on Environmental Protection)が行われました。本学からは放射化学・生態影響評価部門の赤田尚史教授、大学院生4名(M2: 桑田遥、M2: Khemruthai Kheamsiri、M1: 木曽水稀、M1: 三瓶葵)が現地参加しました。
学会2日目に、Khemruthai Kheamsiriさんと桑田遥さんが、それぞれ「Tritium concentration in natural water samples collected at Fukushima Prefecture after the FDNPP accident」および「Evaluation of semi-automatically combustion system for organically bound tritium analysis using reference material of pine needles」のタイトルで口頭発表を行いました。午後にはポスターセッションがあり、M1の織田侑樹さんが「Evaluation of outdoor radon in Aomori Prefecture for radiation risk awareness」という題目で発表しました。3日目に赤田教授が座長を務めるセッションにて、三瓶葵さんが「A Japanese respiratory airway model to refine inhalation exposure dose assessment」というタイトルで口頭発表を行いました。また、午後のセッションでは木曽水稀さんが「Activity-weighted particle size distributions of radon and thron progeny aerosols in the atmosphere」というタイトルで口頭発表を行いました。
皆さん初めての国際学会でしたが、研究所内で行っているInternational seminarの甲斐あって、英語に臆することなく、活発な議論を行う事ができました。
またセッションの合間には、株式会社アドフューテックと共同開発している統合型測定器について説明し、多くの方に興味を持っていただくことができました。
10月8日には、ヴェスプレムのパンノニア大学を訪問しました。日本とは雰囲気の異なる管理区域や実験室を見学すると共に、測定器等の貴重な資料を見ることができました。