放射線防護を学ぶ学生のための教育プログラムを実施しました

福島県浪江町支援活動
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 福島イノベーション・コースト構想推進機構が実施する「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」に採択された「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」の一環として、放射線防護を学ぶ学生のための教育プログラムを令和4年8月19日に実施しました。
 本プログラムには、医学部保健学科で卒業研究で研究所に配属された4年生5名が参加し、震災遺構浪江町立請戸小学校(福島県双葉郡浪江町)、東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉郡双葉町)を訪問し、災害の様子を学びました。また、計測技術・物理線量評価部門の床次眞司教授、国際連携・共同研究推進部門の細田正洋教授(兼任教員)の指導のもと、福島県浪江町において本学が設置している大気浮遊塵中の放射性物質を測定するシステムについて、測定法や解析方法を学びました。
 今後は、現地における実習で測定したデータを用いて、原発事故由来放射性物質による空間放射線量と自然由来放射性物質による空間放射線量をそれぞれ評価する方法を学ぶ予定です。

震災遺構浪江町立請戸小学校

東日本大震災・原子力災害伝承館

測定法や解析方法について説明する床次教授

測定機器について説明する細田教授

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