計測技術・物理線量評価部門の床次眞司教授,大森康孝准教授が指導する大学院保健学研究科の大学院生4名と医学部保健学科の学部学生5名が,8月8日から9日に青森県東通村にある東北電力東通原子力発電所と青森県六ヶ所村にある(公財)環境科学技術研究所を訪問しました。
8月8日に訪問した東通原子力発電所では,発電所の概要や放射線管理,オンサイトにおける医療体制の説明を受けた後,実際に発電所の施設を見学し,厳重なセキュリティ体制のもと,どのような仕組みで発電がされているかなど,学生たちは大変興味深く見学していました。
また,施設見学後は学部学生・大学院生と発電所の職員の方々との懇談・意見交換が行われ,学生たちは特に発電所の職員の方達のキャリアパスについて熱心に質問していました。
8月9日に訪問した(公財)環境科学技術研究所とは令和2年10月に本学と包括協定を締結し,教職員や学生等の相互交流について連携協力することとしています。
今回の訪問では,環境科学技術研究所の概要について説明を受けた後,同研究所の「全天候型人工気象実験施設」や「先端分子生物科学研究センター」を見学し,特に「全天候型人工気象実験施設」では,自分の研究をこの施設を利用しておこなってみたいとする大学院生もおりました。
施設見学後の若手研究者との懇談会では,若手研究者から研究内容の説明や研究者となった経緯など,進学を目指す学部学生・大学院生にとって貴重な機会となり,質疑応答も活発に行われました。
被ばく医療総合研究所では,今後も学部学生・大学院生の教育活動の一環として,関連する施設等の見学や研究者・技術者との交流を積極的に行い,多様な人材の輩出を目指していきます。