放射線防護を学ぶ学生のための教育プログラムを実施しました

福島県浪江町支援活動

 福島イノベーション・コースト構想推進機構が実施する「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」に採択された「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」の一環として、放射線防護を学ぶ学生のための教育プログラムを令和3年12月19日に実施しました。
 本プログラムには、大学院保健学研究科の学生1名と医学部保健学科の学生3名が参加し、計測技術・物理線量評価部門の床次眞司教授、細田正洋教授(兼任教員)および大森康孝准教授、ならびに国際連携・共同研究推進部門のKranrod Chutima助教の指導のもと、福島県浪江町において本学が設置している大気浮遊塵中の放射性物質を測定するシステムについて、測定の意義と測定に必要なシステムの構成を学びました。さらに、スペクトロメータを用いて空間放射線量を測定し、空間放射線量をなす放射性物質の同定をおこないました。
 今後は、現地における実習で測定したガンマ線波高分布のデータを用いて、原発事故由来放射性物質による空間放射線量と自然由来放射性物質による空間放射線量をそれぞれ評価する方法を学ぶ予定です。

大気浮遊塵測定システムに関する説明

スペクトロメータを用いた測定

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