第3回電離放射線の線源、影響、リスクに関する国際シンポジウム(SERIR2024)が10月14日から16日までインドネシア・バリ島のデンパサールにあるバリ工科大学(ITEKES)で開催されました。床次眞司教授が基調講演を行い、三浦富智教授、細田正洋教授、Chutima Kranrod准教授と5名の保健学研究科の大学院生(桑田遥: D2、Saowarak Musikawan: D1、Muhamad Aminudin: D1、Radhia Pradana: D1、Ilsa Rosianna: M1)が口頭発表を行いました。9つの国から6つの基調講演及び42件の口頭発表が行われ、総勢56名の方が参加しました。
放射線と健康に関するこのシンポジウムは、若い科学者、研究者、専門家を集め、放射線科学の進歩とそのことによる人間の健康と環境に与える影響について議論することを目的としています。さらに、放射線と健康の次世代のリーダーを育成することを目指しています。シンポジウムでは基調講演及び口頭発表を通じて多くの意見交換が行われました。このシンポジウムには本学の卒業生である、Eka Djatnika Nugrahaさんが大会長を務め、同じく本学の卒業生であるModibo Oumar Bobboさんが座長を務めるなど、本学の卒業生も活躍しておりました。活発な議論に参加することで放射線研究における創造性を育み、放射線防護科学を強化し、それぞれの研究や論文作成に繋げていくことができたと思います。