被ばく医療総合研究所の兼任教員である花田裕之教授と細田正洋教授は、11月17日に野辺地町で開催された令和4年度青森県原子力防災訓練に参加しました。この防災訓練はコロナ感染症拡大の影響で3年ぶりの開催となりました。
花田教授は、傷病者等搬送訓練及びヘリによる住民搬送訓練、細田教授は避難退域時検査・簡易除染訓練の評価者として参加をしました。青森県庁、原子力事業者、診療放射線技師会、県内各消防、自衛隊等の団体からの参加があり、車両や住民の汚染検査や安定ヨウ素剤配布などの手順について実践さながらの訓練が行われました。事業者からの参加者は日頃から放射線管理業務を行っていることもあり、連携が取れており非常にスムースに作業が進められていました。傷病者等の搬送訓練では、自衛隊ヘリを使った住民・傷病者搬送訓練も行われました。各消防による救急車の養生、汚染地域からの一次搬送からの汚染検査、その後の各地域への二次搬送もスムースに行われました。課題もいくつか見つかりましたが、県内関係者の連携によって継続することが重要です。本学は引き続き防災訓練に対して積極的に協力します。