白鳳丸 KH-22-4次研究航海

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船上からの桜島

田副准教授(国際連携・共同研究推進部門)および院生2名(大学院保健学研究科)が学術研究船「白鳳丸」による研究航海KH-22-4次航海に参加しました。令和4年2月20日に鹿児島港を出港、鹿児島湾・東シナ海・琉球海溝を含む沖縄周辺海域での海洋調査を行った後、3月3日に再び鹿児島港に入港しました(計12日間)。
東京大学・長崎大学・北海道大学・富山大学など多数の教育研究機関からも研究者と大学院生が乗船していました。研究分野も化学・物理・生物など多岐にわたっており、所属機関・分野を越えて共同で作業を実施しました。我々の研究グループは、CTD-CMSによる微量金属分析用のクリーン採水や放射能分析用の大量採水器を使った採水を実施しました。現在、大きな問題となっているトリチウム分析用試料も採取し、今後分析を行う予定です。

~~参加した学生からの感想~~
研究船での生活は普段の研究室での生活とは全く異なるものでした。タイトなスケジュールのなかで他の研究機関と協力しながら作業を行う日々は、とても新鮮で多くの刺激を受けました。荒天時に船酔いに苦しむこともありましたが、他機関の方々と交流を深めながらそれぞれの分析に合わせた試料の取扱い、測定法も学ぶことができ、とても貴重な体験ができました。

操舵室の様子

出航時に見えた桜島

改修工事により大きくなった煙突

CTD-CMSによるクリーン採水。後部では放射能計測用の大量採水器による採水も実施

ハイボリウムエアサンプラーによるエアロゾルサンプリングなど様々な観測

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